小屋の一部屋を借りて、休ませてもらっていた。
隣のリビング的な場所では、朝まで数人の人たちが話をしていたが、
私たちが起き始めたのに気づき、話し声は聞こえなくなった。
朝6:00、岬越えに出発。
村長さんが朝ご飯を持ってきてくれるから待って!とYONOさんに言われたが、
7時頃になるという…早朝を逃すとこの岬を越えることができなくなるため、
申し訳ないが、出発することを告げた。
きれいに整った養殖池のある村だった。
できればこの目で村を見てみたかったが…残念。
岬周辺の地形は、近づいてみないとわからない。
なるべく沖を通り、波のブレイクとの睨み合いが続く。
大きなうねりを越えるたび、船はきしみながら着水する。
私たちは大声で、「セーーーーッフ!!」 と叫ぶ。
時々声でも出さないと、私は緊張で体が固まりそうだった。
それまで、漕いでいる間はお尻の痛みや、
腕の疲れや、なんやかんやが気になっていた。
それが、この岬越えに限っては、スイッチが入っていたというか、
集中していたとうか、体のことは全く気にならない。
全神経を波の動きに集中させていたのかもしれない。
細く延びた岬は、はるか沖まで遠浅らしい。
肉眼でギリギリのところでも、白い波が見えていた。
あれをまわるのは、とても難しかった。
沿岸、時々崩れる波を避けながら進む進路をとった。
今日の出発地は、岬の付け根、すぐ下のところだった。
早朝に出発で、風が弱かったこともあり、7時15分、なんとか岬を越えた。



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