アーノルドの家の横には、塩を作る小屋があった。
海水の入った大鍋がかまどにかけられている。
大木が無造作に突っ込まれ煙をあげていた。
その上に、囲炉裏の煙を利用する燻製棚がある。
小屋の2メートルほどの天井は、真っ黒にすすけている。
20匹ほどの魚の燻製が短冊状につるされていた。
保存食になるのだろう。
手作りのテーブル。
素足でも歩きやすい道。
土がひんやりして気持ちよい。
庭には、ところどころ大きな木が残してある。
天然のひさしなのだ。
足元を見れば、ゴミはおろか、木の葉すら落ちていないことに気付く。
毎日、掃除しているのだろうか?
ゴミといっても天然素材の物ばかり。
食べ物の残りは、一緒に暮らしている動物が処理をする。
「腹はすいてないか?フライドバナナ食べるか?」
風と波の中を漕いでいたこともあり、疲れている。
「お腹は、すいてます」
数分後に、アツアツ揚げたてのバナナを頂いた。
バナナと油がよくあっている。
体のパワーを回復させていくような気がした。
まだ青いバナナを揚げているのだと思う。
芋のような食感にほのかな甘さが残っていた。
とても美味しい。
空腹もひと段落して、ひとまず庭にテントを張らせてもらう。
地面には、雑草が程よくはえていた。
寝心地は、悪くなさそうだ。
申し分ないキャンプサイトである。
フライシート(雨を夜テントのカバー)のグリーンが、ジャングルの色を同化していた。
アライテントのカヤライズは、熱帯で使用するには最高だ。
前面、メッシュで出来ている為、普通のテントより断然快適である。
奥には、10m以上の立派なココヤシが、沢山、実をつけていた。
さらに、その背後は、断崖絶壁の崖。
「ココナッツは好きか?」「好きです」
アーノルドは、ニコニコ笑いながら、木を登る。
細身の体がしなやかに動き、体を上へ上へ上げていった。
軽い身のこなしは、小さい頃から続けている動き、ならではなのだろう。
無駄がない。
僕が登れば、体が木にへばりつき、腰がひけ、
腕の力だけを無駄に使い、何も出来ないだろうと思う。
3つほど、椰子の実を落とし、飲みやすいように処理してくれた。
少し青臭く、ほのかに甘いココヤシのジュース。
汗をかいて、現地で飲んでみて欲しい。
これほど素晴らしい飲み物はない。
1リットルもの、ジュースをあっという間に飲んでしまった。
その後、実を割り、ゼリー状の果肉を食べる。
水分と栄養を補給する、熱帯の魔法の果実は現地で食べるべし。


コメント
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一気に記録アップですね。(^^)
人々の生活の様子が垣間見えて
GSプロジェクト本来の姿見たかな
なんて感じたりしてます。
写真も見やすかったですよ!
最後の記事には「マメ」の報告載るのかな
↑シャコガイの威嚇・・なかなかです(^^;)
あ、動画もあるのかしら??GSプロジェクト・・・
わくわくだな。
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陸に上がったときは、いつも面白い経験が出来ます。漕ぎまくっているわけではないのです(^^;むしろ、こちらが狙いですからねぇ。地球は面白いです。