フィリピン~台湾遠征 その6

アーノルドの家の横には、塩を作る小屋があった。

海水の入った大鍋がかまどにかけられている。

大木が無造作に突っ込まれ煙をあげていた。

その上に、囲炉裏の煙を利用する燻製棚がある。

小屋の2メートルほどの天井は、真っ黒にすすけている。

20匹ほどの魚の燻製が短冊状につるされていた。

保存食になるのだろう。

手作りのテーブル。

素足でも歩きやすい道。

土がひんやりして気持ちよい。

庭には、ところどころ大きな木が残してある。

天然のひさしなのだ。

足元を見れば、ゴミはおろか、木の葉すら落ちていないことに気付く。

毎日、掃除しているのだろうか?

ゴミといっても天然素材の物ばかり。

食べ物の残りは、一緒に暮らしている動物が処理をする。

「腹はすいてないか?フライドバナナ食べるか?」

風と波の中を漕いでいたこともあり、疲れている。

「お腹は、すいてます」

数分後に、アツアツ揚げたてのバナナを頂いた。

バナナと油がよくあっている。

体のパワーを回復させていくような気がした。

まだ青いバナナを揚げているのだと思う。

芋のような食感にほのかな甘さが残っていた。

とても美味しい。

空腹もひと段落して、ひとまず庭にテントを張らせてもらう。

地面には、雑草が程よくはえていた。

寝心地は、悪くなさそうだ。

申し分ないキャンプサイトである。

フライシート(雨を夜テントのカバー)のグリーンが、ジャングルの色を同化していた。

アライテントのカヤライズは、熱帯で使用するには最高だ。

前面、メッシュで出来ている為、普通のテントより断然快適である。

奥には、10m以上の立派なココヤシが、沢山、実をつけていた。

さらに、その背後は、断崖絶壁の崖。

「ココナッツは好きか?」「好きです」

アーノルドは、ニコニコ笑いながら、木を登る。

細身の体がしなやかに動き、体を上へ上へ上げていった。

軽い身のこなしは、小さい頃から続けている動き、ならではなのだろう。

無駄がない。

僕が登れば、体が木にへばりつき、腰がひけ、

腕の力だけを無駄に使い、何も出来ないだろうと思う。

3つほど、椰子の実を落とし、飲みやすいように処理してくれた。

少し青臭く、ほのかに甘いココヤシのジュース。

汗をかいて、現地で飲んでみて欲しい。

これほど素晴らしい飲み物はない。

1リットルもの、ジュースをあっという間に飲んでしまった。

その後、実を割り、ゼリー状の果肉を食べる。

水分と栄養を補給する、熱帯の魔法の果実は現地で食べるべし。

コメント

  1. blue-cafe より:

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    一気に記録アップですね。(^^)
    人々の生活の様子が垣間見えて
    GSプロジェクト本来の姿見たかな
    なんて感じたりしてます。
    写真も見やすかったですよ!
    最後の記事には「マメ」の報告載るのかな

    ↑シャコガイの威嚇・・なかなかです(^^;)

    あ、動画もあるのかしら??GSプロジェクト・・・
    わくわくだな。

  2. churanesia より:

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    陸に上がったときは、いつも面白い経験が出来ます。漕ぎまくっているわけではないのです(^^;むしろ、こちらが狙いですからねぇ。地球は面白いです。

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