フィリピン最後の秘境 その5

地震による被災、原発による不安、電気や物資の不足、被災者の心の問題。
まだまだ、目の前の問題が山積みですが、一つ一つクリアしていくしかありません。

現場は、まさに人として生きる力を求められています。

電気が無い場合、どのように夜を過ごすのか?
水、食料は、どうする?
暖をとるには?


問題の解決法や段取りは、カヤック遠征や、海での遭難をシュミレーションする時に考えさせられる事ととても良く似ています。
そして世界のインフラ(情報インフラも含め)から、切り離された人々の暮らしにも似ています。海を渡る事や、彼らの暮らしは、常に自然のリスクと向き合いながらの生活です。その自然の中でも、多くの人の命が無くなり、また自然に生かされています。

多くの問題は、人々が助け合い、知恵を持ち寄り、現場で解決していくしかないのです。

下の写真は、子供がたった1人で小さな手漕ぎカヌーに乗り、漁をしている姿。

石垣島&西表島で楽園探し

近づく僕にもしばらく気づきません。
必死です。
「何か獲れた?」

石垣島&西表島で楽園探し

小さなコブシメを獲っていました。

潜るには冷たい海。
天気予報などありません。
エンジンは勿論、ガソリンも無い社会。
自分達の村で採れる木を使い、カヌーを作っています。
その際、電気を使う工具などありません。
全て手作業です。

どうやって生きる為の食料を得るのかを、先祖代々考えてきたのに違いありません。
人は、とても弱いですが、強くもあるのだと、いつも旅の中で実感させられます。

頭を使い、協力し、生き延びる道を探してきたのが人の歴史です。
今、そうした事が被災した人にも、直接、被災していない人にも、求められている気がします。

便利で快適、不快感の全く無いようなアウトドア体験も大切な意味があると思いますが、生きる実感を得る野外経験をしてもらう事こそが「ちゅらねしあ」の役割だと改めて感じています。

踏ん張るぞ。

番頭

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