普段海に潜る時はだいたい食料調達の為に、ながーい手銛を持って泳ぎます。
すると、片手の自由はなくなり、行きたい場所にスムーズに泳ぐのが難しくなります。
あっちに行きたい!と思っても、
長い手銛が抵抗となり動きを鈍くする。
あの穴を潜り抜けたいと思っても銛が引っかかるかなーと考えてしまって辞めてしまう。
手銛を持つとその分自由が利かず、
手銛がなかったらなーと何度思ったことか。
だけど、目的は食料調達。
そんなこと言って、魚に逃げられたらその日の夕食は、
かなり寂しいことになります。
海の景色を楽しむことを諦めて、
魚を捕まえることに集中します。
頭に今日のレシピを思い浮かべながら、
今回突く魚のターゲットをある程度絞ります。
魚を捕まえる為に海に潜る。
食べる為に銛で突く。
それ以外の綺麗な珊瑚や熱帯魚は興味もなく、ただひたすらに魚を追っていました。
魚突きを始めたばかりの頃は。
毎日夢中になって海に出ては、
魚が獲れた獲れなかったで一喜一憂し、
自分で獲った魚の美味しさに感動する日々でした。
それが最近はシュノーケルツアーの為に、
珊瑚や熱帯魚のポイントを探すべく海に入る機会が増えました。
銛が無いので、スムーズに泳ぐことができ、とても自由です。
昔は目もくれなかった珊瑚達も、
よく見れば、面白い形をしていたり、
とても鮮やかな色をしているんだなーと
気付けき、
魚を獲ることだけに囚われていた時に比べると、海の景色がガラッと変わり、
海は不思議だなーとつくづく感じさせられます。
ただ泳ぐ為に海に入る人、
綺麗な珊瑚を見る為に海に入る人、
食料を確保する為に、島へ渡る為に、
魚と泳ぎたいから、深く潜りたいから、
開放感を感じる、自由になれる、
ただ海に浸かっていたいから、生きていくために、
いろんな理由で海と関わる人達がいて、
いろんな理由で海の事が好きな人がいて。
そんな人達の海に対する考え方や、
向き合い方をこの島に来て教えてもらいました。
漠然と僕の頭の中にあった海のイメージが、少しずつ形になって、色んなメッセージを届けてくれるようになった気がします。
この島に来たからこそ気付けたこと、
この島で出会った人がいたからこそ考えさせられた事。
本当にこの島に来てよかったなとふと思いました。
りゅうせい


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