1月24日夕方。
このあたりで上陸しようか。と岸に近づく。
しかし、上がれそうな場所が見当たらない。
しばらく漕ぐが、見渡す限りの湿地帯が続いた。
一度、上陸を試みるも、ずぶずぶの泥。
カヤックに掴まっていなければ、歩くことも難しく、
泥は腰のあたりにまで及んだ。
「これを無理して上がるなら、漕いだ方がいいよ」
この時は、軽い気持ちで言ったつもりだった。
すでに午後5:00。すでに苦戦。
上陸をあきらめ、再び漕ぎ出した。
やがて日が沈み、闇に包まれる。
遠く、内陸には、ぽつぽつと明かりが見えていた。


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