フィリピン~台湾遠征 その16

出発前日

気圧配置を見る。

前線は台湾の北へ上がっていった。

すぐに南下してくることはないだろう。

等高線が、フィリピンと台湾の間にかかっている。

おそらく、今までの天候と同じような状況。

西風が予想される。

前線が日本の本州まで上がるのを待つか。

メリットは、じっくり確実な安定した天気を選べること。

デメリットは、長期戦になること。

この機会に出発をするか。

メリットは、心身ともに充実していてること。

デメリットは、未知の海に風がやや吹くこと。

出発の判断が、一番重要で、全てと言ってよい。

体の調子は万全だった。

63日に出発してから、1週間がたち

漕いだ距離は300キロメートル程。

フィリピンの気候と海に体はしっかり馴染んでいた。

疲れは残っていない。

バシー海峡の目安になると考えていたバリンタン海峡。

ここは、全てイメージどおりに進んだといってよい。

この海域の、うねりと海流を経験した。

やや強い西風の中の海も、見ることが出来た。

今回、迷いはなかった。

明日、出発しよう。

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