白砂で塗れた手のひらに、捕らえられた一匹のカニ。
ビーチを歩くと、目の端に『サッ~!!』と動く何かが映る。
枯れ葉が風に運ばれているかのように、ササ~ッと。
何やら砂浜のあちこちに、大小の穴が空いている。
目を凝らし、動く‘それ’に集中……..。
カニだ!
見えた瞬間から、そこらじゅうをせっせと駆けずり回る、白い者が見える。
こいつがとにかくすばしっこい。
動きが機敏で、フェイントもなんのソノ。
あっちにカサカサ、こっちにカサカサ。
捕まえた!と思ったのに!!
手を開いたら、白砂だけが空しくまとわりついている。
白砂では白く。
砂色によって衣替え。
体色を変え、カモフラージュ。
鳥などの天敵から身を守る。
そういえば小枝に糸付けて、砂浜の穴に餌たらしてた人がいたっけ。
食べるのかしら~~


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