フィリピン~台湾遠征 その24

蘭嶼 そして 花蓮へ 

おそらく蘭嶼は、台湾で一番、透明度の高い海だろう。

常に黒潮にさらされている。

日本でいえば、トカラ列島のような感じだ。

島の海男と話す。

「昨日は台風のような風が吹いていたから心配していたよ」

確かに今日も風が強い。

海は真っ白だ。

昨日は、もっと風が強かったという。

自分でも驚く。

一日、早く渡っていたら、かなり苦戦しただろう。

海の天候を甘くみてはいけない。

改めて思う。

前線は、北上しているものの大気はとても不安定だ。

風はしばらく強い予報。

気圧の谷に入っていた。

ここ蘭嶼で、1日完全休養をとる。

2日後には、風の中を出発。

大きな台湾本土を左に見ならが、航行する。

50㎞も離れていても、やはり安心感がある。

島を渡り、沿岸を漕ぎ、途中、猛烈な雷に会いながら、目的地、花連に到着した。

63日に出発して、16日目のことだった。

最後に

ここ数年、熱帯地域で活動しているが、今年は良い成果が得られたチャレンジだったと思う。

昨年の改善点もクリアできた。

航行中、航海する側と、連絡を受ける側の共通の理解も得られた。

厳しい海に住む人が、島々や海をへて、文化が交じり合っていくのも感じることが出来た。

大袈裟な仕掛けなど使わず、シンプルに海で生きるグレートシーマン達にも会えた。

情報の少ない海、大きな海のぶつかり、また新たな海の経験も得ることが出来た。

シーカヤックで世界の海を渡るイメージが出来るようになったことが、嬉しい。

人力で世界は繋がるのがわかった事。

これは大きい。

普通の人でも、カヤックの技術、判断力、精神面のレベルをあげれば、海を越えられる。

この船は自分というエンジンが止まるまで沈まない。

となりの島に住む人に会ってくるよ、といったふうに、自由に海を旅できれば良いと思った。

反省すべきことは、さらに謙虚に海と対峙すること。

自分の力を試してみたい気持ち、信じる力が強すぎると

レベル以上の海に出てしまうことがある。

どんな練習を重ねても、いつかは本番の海を経験しなければ意味がないと思う反面、

最終的に、自然のエネルギーには勝てないのはわかっている。

100%の力を出せば、いけるだろう、というような状況では

必ず撤退する気持ちを持たなくてはいけない、と改めて思った。

今回の遠征も、感謝の旅になりました。

台湾では、昨年に引き続き、沢山の人にお世話になりました。

フィリピンでも同じく沢山の人にお世話になりました。

いつか、どういう形ではわからないですが、人の役にたてたら、と思うのです。

応援してくださった皆様、本当、ありがとうございました。

この場をかりて、お礼申し上げます。

海が人を引き合わせてくれる。

きっと昔の人も、そうして旅をしていたのだと思います。

益々、遊びたいと思います。

フィリピン観光局、台湾カヤック協会の皆様には、現地にて特別な配慮を頂きました。

この場を借りて、お礼申し上げます。ありがとうございました。

石垣島に台風が連続して接近したお陰?でなんとかゴールできました(^^

海に居るより、陸の方が僕にとっては困難です。

遠征のHPに、無駄を削った報告を載せて、来年の計画をはじめようと思います。

来年3月中旬~4月中旬にかけて、フィリピンの楽園、パラワン諸島を中心にルートを作って行きます。

きっと、究極のカヤック楽園旅、になると思います。

楽しみです。

また、進展があったら報告します。

ではでは、長々失礼しました。

ありがとうございました。

番頭あかつき

コメント

  1. 193 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    わくわくドキドキの報告もついに最終地点にたどり着きましたね。γ(▽´ )ツヾ( `▽)ゞ
    次の計画も楽しみにしています。

    ツアーもよろしく〜(^人^)

  2. kuboyo より:

    SECRET: 0
    PASS:
    毎日の楽しみだった遠征記録が終了してしまったのは寂しいですが、また次の記録を楽しみにしております。

    「海が人を引き合わせる」は良い言葉ですね。
    わたくしも海を通じていろんな素敵な方と出会えました。
    そしてその輪は更なる出会いの基に。
    あぁ~~!!また八重山に行きたい病が出てきております。

  3. churanesia より:

    SECRET: 0
    PASS:
    読んで頂いて恐縮です。
    ありがとうございます。
    いやはや、やっぱり文を書くという作業は、大変ですね。これは好きな人でないと務まりません。やっぱり、僕は遊ぶ方に重点があることが、今回の報告でわかりました。よって、次回の報告は、簡潔になるとおもわれます(^^;どうぞ、宜しくお願いします。

  4. G-landers天狼☆ より:

    SECRET: 0
    PASS:
    終焉の文、読ませていたいただきました。
    先駆者が行ったことは、次なる挑戦者に受け継がれます。日々刻々変わる海峡など一度の遠征では語れるものとは思いませんが、八幡さんの経験やこの文章が次なる挑戦者に希望を与えてくれるものと思います。

  5. 番頭 より:

    SECRET: 0
    PASS:
    天狼様

    そうですねぇ、海はいつまでもわからない事が沢山です。だから良いのでしょうね。地球は楽しいですねぇ。

タイトルとURLをコピーしました